小谷城(播磨国)

2月例会は兵庫県加西市北条町にある山城「小谷城」を訪れました。
当日は、時折小雨が降る少し肌寒い天気となりました。
参加者は11名。案内担当は中尾氏です。

小谷城の概要を説明する中尾さん

小谷城は室町時代中期から赤松氏の城であったのを赤松祐尚が再建(1467年)したそうです。その後、時代が下り、三木城攻めで播磨へ攻め込んだ羽柴秀吉軍が毛利方の兵糧搬入ルートを阻止する為に拠点として改築した城であると考えられているそうです。
まずは中尾氏から小谷城の縄張りや遺構、周囲の山城との位置関係などの説明を聞いてから出発です。

「酒見寺」

かつて北条町は街道が交差する宿場町として栄えたそうです。石畳の街道を歩くと赤松祐尚が講堂を寄進したと伝わる「酒見寺」があります。門の間からは今から登る小谷城がわずかに遠望できます。

「五百羅漢」

途中、五百羅漢を見学

「陽松寺」

赤松祐尚が菩提寺として建立した「陽松寺」を見学します。
戦いによって亡くなられた方を供養する一石五輪塔が並びます。

「一石五輪塔」

そして、いよいよ小谷城を南側から登っていきます

標高200mほどの山ですが少し、しんどい登りです

「横堀」

登りきると、まず現れた横堀の長さに圧倒されます。城の北側より南側の斜面が緩やかな為、南側の防御を固めているそうです

「本丸」

そして本丸に到着です

本丸からは、北条の町、周囲の山城が見渡せ、この場所の重要性がよくわかります

城の東側の横堀もしっかり残っています

本来、ここが入口であったのでは⁇と推察したりしています。知識豊富な会員の方々の意見を聞きながら巡れるのは楽しいです!

西小丸へと続く堀切の迫力はすごいです
城の西側は東側に比べしっかりとした守りに改築されています

そして、この城の1番の見所と思われるのがこの横堀からL字型に続く堀と土塁です

素晴らしい

「堀切」

最後が西の端にある堀切です

今でも、堀切の深さがしっかり伝わってきます

木や下草を刈るなど、きちんと整備されているため、よく遺構を見学することができました。地元の方々に感謝です。
担当の中尾氏ありがとうございました。参加された皆様お疲れ様でした。

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                                 西mura     

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