伏見城 山城国 京都市伏見区 (6月22日)

6月の例会で訪れたのは、伏見城です。

この日の参加者は30人でした。

雨が心配されましたが、ふたを開けると天気もよく、少し汗ばむ暑さとなりました。

現地の説明は、京都市文化財保護課の学芸員 奥井さんにお願いしました。
担当は田中さんです。よろしくお願いします。

まずは、JR桃山駅に集合して伏見城跡を目指します。

指月伏見城跡を巡ります。

道がわずかに窪んだ所や少しの段差に注意して、遺構を肌で感じます。

閑静な住宅地の中を歩いて行きます。

城マニアとしてのルールを守り、みんないっさい声を出さずに歩いています。

途中に発掘調査が行われた場所に立ち止まり、説明を聞きます。

現在は埋め戻され、その上に新しい建物が建っているので、

知らずに、そのままスルーしてしまうところです。

突然、伏見城の石垣の跡が表れました。

近代的なマンションの間に、遺構が残されているのが感動ものです。

触ってみると、当時の伏見城の様子が伝わってきたのは、私だけでしょうか。

なんかロマンを感じます。

公園で集まって、発掘調査の詳しい説明を聞きます。

みんな真剣に聞き入っています。

伏見城の遺構を少しでも残そうとしている京都市文化財保護課の方々の

努力がすごく伝わってきました。

なんとか遺構を、後世に伝えていきたいですね。

伏見城の舟入の跡です。

千姫さまがここを通っていって嫁入りされたとか。

曇っていた空が、だんだん日が差すようになりました。

いよいよ、木幡山伏見城に向かいます。

小高い山になっており、少しずつ坂道を登っていきます。

乃木神社です。立派な門です。

横目で見ながら、木幡山伏見城を目指します。

木幡山伏見城の中に入りました。

高低差を感じながら、歩いて行きます。

天皇陵となっているので、厳かな雰囲気に包まれています。

天皇陵に向かう230段の階段がそびえています。

すごく威厳を感じます。

さあ、頑張って登りましょう。

階段の途中で、伏見城の石垣が見えるところに来ました。

今の時期、木々が生い茂っており見えなかったようです。

長い階段を登ったところにある明治天皇伏見桃山陵です。

すごく神聖な雰囲気の漂う場所です。

一礼してから、説明を聞きました。

木幡山伏見城の本丸はこのへんにあったと思われています。

どうして、ここに天皇陵が造られたのかという話には、みんな「なるほど~」と納得していました。

ここからの眺めも爽快です。

当時は、大坂城も遠く見えたそうです。

参道に横たわる伏見城の石垣に使われた巨石です。

あまりの大きさから、秀吉の凄さを感じさせられました。

参道の発掘調査があったところです。

白い花崗岩の石の間に、黒い粘板岩が使われていたことを知り、

当時は、さぞかし映えて(ばえて)いたのだろうなと思いました。

伏見城の模擬天守の伏見桃山キャスルランドに着きました。

現在は閉鎖されています。

ここで、お弁当です。一休み、一休み

中尾さん自作の縄張り図をもとに、伏見城の全体図を見ます。

その大きさを実感しました。

伏見北堀公園です。

当時は、城の北側を守る外堀だったそうです。

すごく幅があり、さすが天下人の城だということが分かります。

自動車が多く通る道ですが、ここも発掘調査があった場所です。

ここからは、伏見城の城下町の中を歩いて行きます。

政宗町、島津町などの地名が残っており、その地名に着目して歩くのもいいですね。

「桃山町三河」

誰のお屋敷があったところか、 分かりますね。 ・・・・

正解です。

大きな段差がありました。

ここも遺構があった場所だそうです。

今は、静かな住宅地ですが、当時の戦国武将たちの声がいたるところから聞こえてきそうです。

桃山駅の前のロータリーも、発掘調査をしたそうです。

写真をもとに、分かりやすく説明をしていただきました。

JR桃山駅まで戻ってきました。

ここで6月例会は終わりです。

暑い中、一生懸命に説明していただいた奥井さん、ありがとうございました。

伏見城の凄さや、伏見の街の良さなどが良く分かりました。

参加者のみなさん、お疲れ様でした。

解散後、何人かは、御香宮神社や寺田屋などにも行きました。

ブログを読んでくださった会員以外の方、

お城が好きな方、興味ある方、

ぜひ一度、一緒にお城を巡りましょう

ホームページにあるお問い合わせにあるフォームにお気軽に連絡ください。

     写真 西mura    文 田naka

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