少し暑いくらいの穏やかに晴れた冬の日、12月の例会が行われました。
参加者は16名。案内担当は林氏です。
黒井駅で集合し、登城のための説明を聞きます。
駅前から、黒井城を望みます。猪ノ口山の頂上に石垣がくっきり見えます。
さあ、本丸を目指して出陣です。エイエイオー
黒井城は春日局にゆかりのある城です。春日局は三代将軍家光の乳母を務めるなど、大奥の実権を握る女性でした。
駅前にある「お福」(のちの春日局)の像です。
当時下館だった興禅寺を訪れます。城門の部材を用いて建てられたと伝わる総門がありました。
春日局の産湯として使われたといわれる井戸です。清らかに澄んだ水が湧き出ていました。
城を攻める隊を二手に分けました。ゆっくり登る道と険しい道です。
こちらは、険しい方です。急な斜面も足を取られないように進みました。
石踏みの段の赤門です。ここで2つの隊が合流しました。
「さあ、本丸までもう少し!頑張ろう!」
最初に表れたのは、東曲輪の石垣です。見事な野面積が青空に映えます。
黒井城、別名保月城の碑です。
天正7年、堅固を誇ったこの城も、丹波平定を急ぐ明智光秀の大群の前に落城しました。
本丸で縄張りや歴史についての説明を聞きました。
本城の回りに、千丈寺砦、竜ヶ鼻砦、的場砦を築いており、いわば本丸を核として三方向に出城を設け、全山を要塞化している城です。
本丸虎口張り出し下の石垣です。立派な算木積みです。
丹波の赤鬼と称された城主の荻野悪衛門直正の声が聞こえてきそうです。
二の丸の登り口を、ワクワクしながら上っていきます。
本丸からの眺めです。城下町に住んでいた人々の息づかいが伝わってきます。
城下町側だけ石垣を築いてあります。山の下から見上げると、さぞかし立派な城に見えたことと思います。
下山の途中に後ろを眺めると、赤門がありました。私たちを見送ってくれているようでした。
関西城郭研究会は、平成28年にも黒井城を訪れていますが、その時は大雨で大変だったそうです。
本日は、晴天でしたので、とても気持ちよく城を見学できました。
担当の林さんありがとうございました。
皆様、お疲れ様でした。
(田naka)
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