
6月例会は三日月陣屋を訪れました。
三日月陣屋は江戸時代、三日月藩(1万5千石)の藩主・森家が拠点とした場所です。
陣屋を訪れる機会は少ないので、お城とはまた違った魅力を発見できそうで楽しみですねー!
三日月駅からは三方里山(さんぼりさん)の斜面に三日月型が綺麗に見えました。

姫新線、三日月駅に集合して例会スタートです。
今日の参加者は30名。担当は会長の森さんです。
案内は三日月郷土史家の塚崎さんと寺本さんにお願いしました。
よろしくお願いします。

朝方までは雨が降っていましたが、すっかり雨もあがって暑いくらいのお天気になりました。
今日巡るコースの説明を聞いていざ、出発です!

ここは現在は駐在所になっていますが、かつては三日月陣屋の物見櫓が役場として使われていた場所だそうです。
物見櫓は、移築を何度も繰り返して、小学校、役場、公民館などになり、ようやく今の元の陣屋跡に戻ってきたそうです。すごいですね~

ここは日限地蔵尊(ひぎりじぞうそん)です。
江戸時代に深く地蔵を信仰した三日月藩士により祀られたそうです。

そして、どんどん進むと川がありました。志文川という川で陣屋町の南側を流れていて、外堀の役目になっているそうです。しっかりと陣屋町内は防御される造りになっています。

川を渡ってすぐ、ここは桝形虎口があった場所です。
構造的にはお城と一緒ですね。

立派な大手道が続きます。
しっかりとした区画が築かれていたことがよく分かります。

そして、本日の見所の1つである表御門に到着しました。
お寺の山門にあったものを移築復元された三日月藩時代の貴重な建物です!
薬医門の特徴を森さんに解説してもらいます。

薬医門の裏側も、みんな熱心に観察しています。

少し行くと碑がありました。
かつてここに中堀があったそうです。
堀や水路が巡らされ、水に恵まれた地域だったということもよく分かりました。

そして武家屋敷を歩いていきます。

武家屋敷を管理されている方に少しお庭に入らせてもらい見学させていただきました。
通りに面しているこちら側の建物の二階には窓がないことなどを教えてもらいました。
「なるほど~」っと納得です。

貴重な土塀も近くで見ることができました。ぜひ後世に残していってほしい遺構ですね。

大手道の上の方から城下を見ると、少しずつ段になって下っていく構造になっているのがよく分かります。

そしていよいよ三日月陣屋が見えてきましたよ~
右手から通用御門、中御門、物見櫓が見えます。
ここで見所の1つが江戸時代から残る物見櫓です。2回移築されながら現在まで残っているものです!

三日月陣屋の解説を聞きます。
堀や石垣はほぼ当時のものだそうです。

橋を渡って通用御門から入っていきます。
当時はここを藩士や役人が通っていたのでしょうか~

陣屋の内側には一段高い場所があります(向かって左手側)、藩主の居住地や政務を行う場所があったそうです。
かなり広い敷地ですね。

物見櫓の中も見学しました。2階の出格子窓から中御門橋を眺めます…かつて藩主もここから城下を眺めていたでしょうか⁇
2階には畳も敷かれていて座敷的な利用もされていたとのことです。この点はお城の物見櫓とは違うところですね(^_^)

中御門の門の閂(かんぬき)の構造について森さんの説明を聞いています。
いろいろな知識を教えてもらえる楽しい時間です。

森家先祖を祀る列祖神社(れっそじんじゃ)に来ました。

絵図など貴重なものが奉納されています。

ここは廣業館です。
かつて藩校が建てられ、明治に廣業小学校として使用されていた建物で、年代を感じさせる古い建物が残っています。

そして次は、少し急な坂道を登って(比高50m)三方里山にやってきました。
今はきれいに整備された公園になっていますが、ここは幕末の時代には調練場だったそうです。
周囲の高まりは土塁跡だそうです。

公園の周囲には石垣が築かれていました。
突然の石垣で皆さん「おっー」と驚きの声を上げています。

別の場所にも石垣が残っていました。

食い違い虎口も残っています。

三方里山から三日月の町を眺めます。素晴らしい眺望です。
ここが三日月陣屋の詰めの城的な場所とされていた説があるそうですが、なるほど納得できました!

そして駅に戻ってきました。
実際に現地を歩いてみることで江戸時代のままの町割りがしっかりと残っていて、当時の人々の生活を想像することができ、より三日月陣屋について理解を深めることができました。
三日月の町は貴重な遺産を守り続けている素晴らしい町だと感じました。
案内していただいた塚崎さん、寺本さん、担当の森さん、ありがとうございました。
参加者の皆さん、お疲れさまでした。
ブログを読んでくださった会員外の方、お城に興味のある方、
ぜひ一緒にお城を巡りましょう。
ホームページにあるお問い合わせフォームにお気軽にご連絡ください。
西mura

