9月例会は和歌山城を訪れました。
この日の参加者は32名です。
この日の天気予報はお昼頃から雨の予報です...💦
見学終了まで、お天気がもってくれるといいな~と祈りながらスタートです!
集合はJRの和歌山駅でした。そこからバスで和歌山城の大手門前に到着しました。
担当は田中さんです。

案内は和歌山市役所観光国際部和歌山城整備企画課の学芸員の杉山さんと木本さん、和歌山城天守閣学芸員の谷口さんにお願いしました。
よろしくお願いいたします。
まずは大手門の説明を聞きます。
大手門は浅野氏の頃に南の岡口門から今の北側に変えられました。
いよいよ、一の橋を渡って城内に入っていきます。

大手門を入った敷地内の左手に井戸屋形がありました。
江戸時代から現存する遺構だそうです。
気づかずに通り過ぎてしまいそうな場所にこんな貴重な建物があったとは!

少し進むと、桃の刻印がある石垣がありました。
珍しいですね~、鬼門除けでしょうか?

一中門跡付近に来ました。
ここでは3種類の時代の石垣を見ることができました。
和歌山城の石垣は城主ごとに豊臣・桑山期(緑泥片岩 野面積み)、浅野期(和泉砂岩 主に打ち込みハギ)、徳川期(和泉砂岩 打ち込みハギ 切り込みハギ 一部の隅角部に花崗斑岩)で築かれているという特徴があります。
時代によって使われている石の種類や積み方が違ったり、また同じ積み方でも時代が違っていたりと、とても興味深いですね!
皆さん熱心に観察しています。

これは豊臣・桑山期の緑泥片岩ですね。趣きを感じます。

ここは松の丸櫓台石垣です。
この櫓台の上には2重櫓が建っていたそうです。
想像しただけでもすごい迫力です!

こちらは岡口門近くにある石垣の合坂がおもしろい形に加工されていました。
『L』の字を反転させたような形になっています。初めて見る形でした。
ほかのお城にもあるのかなぁ~?

重要文化財の岡口門にやってきました。
門の上の櫓部分の真壁造りの外側と内側の柱の位置のことなど詳しく解説をしてもらいました。

岡口門から一旦城外へ出て、南堀へ来ました。
かつては水堀だった場所です。
青矢印の場所には2段ほどの犬走り状の石垣が残っていました。
今治城を築く前の藤堂高虎が築城に携わっていたかもしれないと思うとワクワクしますねー。

3年坂の方から不明門跡付近の高石垣を見上げます。こちらの高石垣の迫力もすごいです。
目の前の道路はかつての空堀でした。

扇の芝付近は復元工事中です。

この辺りは石垣に何ヵ所も『折れ』が造られています。
もともと和歌山城周辺は広い砂丘になっていたそうです。
砂丘という特殊な地形の上に折れを多用した高石垣を築いて南西方面の防御を固めているのが学芸員さんの解説でよく分かりました。

追廻門にやってきました。この門も江戸時代からの現存です。
和歌山城の門は「上部透かし(格子)」構造になっているのが特徴だそうです。守りが堅く造られています。
追廻門から再度、城内に入っていきます。

砂の丸を見学します。みんな、学芸員さんの説明に聞き入っています。

ここは「鶴の渓」と呼ばれる場所の石垣です。
中央の露出した岩盤の周りに石を積んでいるのがよく分かります。
未発達な算木積みが何とも言えませんね~

更に進むと左手に西の丸庭園が見えてきました。
かつての藩主も眺めた美しい景色です。

御橋廊下も見えてきました。

雨が降ってこないうちに、二の丸で昼食をとります。

午後からは、二の丸の解説を聞くことから始まります。
かつて大阪城内に移築された紀州御殿が建っていた場所などを教えてもらいました。

表坂を登って行きます。
石段の紀州ブルーが美しく映えています。

内堀の広大さがよく分かります!

こんなふうに大原さんが長ーいカメラで動画を撮ってくれています。
毎回楽しく動画を見させてもらってます(^_^)
皆さん、YouTubeもぜひチェックしてみてください

天守まであともう少しです。

石臼などの転用石もありました。
参加者のみんなで、その転用石を探します。

本丸御殿跡に到着しました。天守を眺めます。
さすが、徳川御三家の城です。
その眺めに圧倒されます。

和歌山城の中で最も古いと考えられる天守台の石垣です。

天守内では天守模型の解説を聞きます。
破風の位置が微妙にずれて見える理由など説明してもらいました。
これには、「なるほど、すごい!」と皆さんから拍手が沸き起こっていました。

天守からの眺めです。
少し雨が降ってきましたが素晴らしい眺望です。

屋根に桃の瓦がありました。
魔除けの意味があるそうです。

裏坂を降りて行きます。
ここは登ってくる敵を上から狙うには最適の場所だそうです。
雨が降っているので皆さん気をつけて降りてください。
緑泥片岩は濡れると青くてきれいですが滑りやすいですよ~

そして、二の丸側から御橋廊下を渡ります。
二の丸と西の丸の間の高低差を感じながら…思ったより傾斜がついていました。
壁と屋根に囲まれた特別な空間を藩主気分で皆さん渡っていきます。

その後、西の丸庭園内を見学して、ここで本日の例会は終了です。
学芸員さんの詳しい案内で、普通に見学していただけでは気づくことのできない和歌山城の魅力や構造について、より深く知ることができました。
沢山の質問にも答えていただきありがとうございました。
丁寧で分かりやすい解説をしていただいた学芸員の杉山さん、木本さん、谷口さんに感謝です。
本当にありがとうございました。
担当の田中さん、ありがとうございました。
参加者の皆さん、お疲れさまでした。
ブログを読んでくださった会員外の方、お城に興味のある方、
ぜひ一緒にお城を巡りましょう。
ホームページにあるお問い合わせフォームにお気軽にご連絡ください。
西mura

